■ 始めに
ここではMovableTypeのインストール手順を紹介します。
インストールにあたり、以下の環境で行っております。
パソコン: Windows Vista 64bit
レンタルサーバー: さくらインターネット ライトプラン
MovableType: MovableType 5.0
さくらインターネット(ライトプラン)以外には、さくらインターネット(スタンダードプラン)、ロリポップサーバにても同様の手順で動作確認をしています。
新たにレンタルサーバーを借りる場合には、レンタルサーバーによっては動かないこともありますので、予め動作環境が整っているか確認をしておくとよさそうです。
また当方と同様の環境であっても動作の保障をするものではありませんので、悪しからずご了承ください☆
■ 本体を入手する。
MovableTypeを公式サイトから入手します。
http://www.sixapart.jp/movabletype/
事前にライセンス形態には注意が必要です。
・個人ライセンス(アフィリエイト可/非商用利用) - 無償
・法人や個人事業者(商用利用) - 63,000円~
個人ラインセンスの場合には
こちらからダウンロードできます。
デスクトップなど、任意の場所に保存をします。
■ 本体をアップロードする
SQLiteなど
MovableTypeに必要な動作環境が整った
レンタルサーバーにMovableTypeのファイルをアップロードします。
ここで必要になるのは、
・レンタルサーバー
・FTPソフト
の2つです。
FTPソフトはWindows環境であれば
FFFTP(フリー)がオススメです。
MAC環境だと
Fetch(シェア)のほか、
FireFTP(フリー)というのもあるようです。
レンタルサーバーのFTPにFTPソフトで接続をし、本体をアップロードします。
今回はFFFTPを使った画面で説明をします。
(1) 「MovableType 5.0-ja.zip」を解凍
(2) 解凍したフォルダ、「MT-5.0-ja」を任意の名前に変更
(3) 今回は「mt」というフォルダ名に変更して進めます。
(4) アップロードをします。3200個ぐらいファイルがあるので、完了までしばらく待ちます。
■ アップロードしたファイルの属性を変更する
アップロードしたファイルのCGIの属性を変更します。
CGIを選択し、右クリックします。
属性の変更プロパティが開いたら「755」に設定をOKを押します。
■ URLにアクセスをする
レンタルサーバーで取得したURLが
http://test1.sakura.ne.jp/
とします。
今回「mt」というフォルダにアップロードを行ったので、
http://test1.sakura.ne.jp/mt/
とブラウザにURLを入力します。
すると以下のような画面が表示されます。

サインインを選択

開始を選択

次へを選択
データベースの種類
SQLiteデータベース
データベースのパス
「./db/mt.db」となっているのを「sqlitedb」に変更

次へを選択。
メール送信プログラム
Sendmailを選択
sendmailのパス
そのまま
テストメールが送られるメールアドレス
任意のメールアドレス
送信元メールアドレス
任意のメールアドレス
※アドレスは入力しなくても次へ進めます。

次へを選択
ユーザー名
MovableTypeにログインする時の名前を指定します。
表示名
ブログに表示される名称です。ユーザー名と別がセキュリティ上望ましいです。
電子メール
任意のメールアドレス
システムからのメールアドレスに「チェック」を入れます。
使用言語
そのまま(日本語)
パスワード
MovableTypeにログインをする時のパスワードを設定します。

自動で各項目が入力されていると思います。
ウェブサイト名のみ任意に変更し、そのままインストールを選択。
※初期設定として、ウェブサイトを一つ作成を行いますが、
後ほど削除、編集、追加が行えます。

「MovableTypeにサインイン」を選択

上記画面が表示されれば、
無事MovableTypeのインストールは完了です。
■ MovableTypeを目的別に設定をする
MTは初期設定では拡張子が「HTML」になっています。
HTMLのままでも十分にMTの機能を使うことができますが、
アクセスランキングなど、動的に変化をする機能をサイトに取り入れたい場合には
HTML→PHP化をする必要があります。
PHP化をすることで、ダイナミック・パブリッシングと呼ばれる、
ページの動的生成ができるようになります。
これに伴う注意点としては
レンタルサーバーによってはPHP化できる環境が整っていない為、
PHP化できない可能性があります。
(契約のグレードを上げると対応することも)
また環境が整っている場合でも、途中からPHP化は可能ですが、
負担の軽減の為にも最初にPHP化するのが理想かと思います。
ですのでMTでサイトを構築する際は
レンタルサーバーの段階からPHP化の有無を視野に入れて考えるとよさそうです。
なおHTMLとPHPを併用することもできます。
PHP化に伴う詳しい説明は
Movable Type 備忘録さんの「MovableTypeをPHP化する」に書かれています。